人間失格で斜陽ってましたが何か
久しぶりに太宰治を読んだ。
「お伽草子」を選んで読了。一番好きなのは「桜桃」。
基本的に太宰の作品に出てくる父という存在は「出て行く」というパターンが多い。
酒屋に然り、そして死に然り。
「津軽」「お伽草子」あたりは読みやすく、教科書にも載っていた「走れメロス」あたりなどは太宰の作品か?と思えるほどだ。
「ヴィヨンの妻」「桜桃」あたりから一気に作品に影が見え始め、「人間失格」で男の不幸を語り「グッドバイ」でさようなら。
「人間失格」ではもうダメだというくらい不幸な下りが続く。
しかし「グッドバイ」はちょっと上を向いて歩こうか、と思わせる表記があったりもするのだけど、、、。
たまに真面目に語ると止まらなくなるのでやめます。
芥川龍之介あたりも語りだすと止まらないです。
ちなみに中学生のときにアドルフ・ヒトラーの「我が闘争」を借りて、先生にギョっとされた。
やっぱり借りるヤツほとんどいなかったんだろーなー。
ヒトラーの考えってのを知りたかっただけであって!
ナチスって何だろう?ナチスってヒトラーが一番偉い人だし、その人が書いた本読んでみようーって気になっただけだし!
一概にナチス、ファシズムっていうけど。
ファシズムってのが何かわからなかったし、
そんなんだったら歴史習ってるよりも、本人が書いた本読んだ方が訴えてることが手っ取り早くわかる。
でもそれ読んでニーチェの存在知ったしね。
世界は広がったのは確かなこと。
ちなみに「我が闘争」の前はたしか「蟹工船」を借りていた。
「蟹工船」は小林多喜二のヤツ。
、、、、イジメられてたわけじゃないですよ。
別に感化されてるわけじゃないですから。はい。
でなけりゃ今は腐女子なんてやってません。
親が同人誌出してたのはビックリしたけど。
もちろん腐女子的ではなく、文芸誌だった。
いかにも自己出版な感じだった。
そんな娘は腐女子でおまけにレイヤーだ。