「もういやっ」



大事な人が、消えてしまいそうだった。



昨夜は神経をかなりすり減らしていたらしい。



「もういやっ」



山田花子高市由美)のように、消えたりはしていないだろうか。



そればかりがグルグルまわっていた。



言うだけちゃんではない。死にたいのーって。



それだけだったら適度に無視している。



いくらでも見てきた。結局自分が大好きで死ねない。



でも彼女はそれではない人種で。


今朝、無事だと本人から連絡があった。



寝てきます。



安眠できることを、自分自身で祈りながら。